国土交通省関東地方整備局が管轄する地方出先機関で、甲府市緑が丘に所在する。 富士川水系の河川整備や国道20号・52号などの道路管理を担い、災害対応や交通安全対策、流域治水の推進など多岐にわたる業務を展開する。
富士川上流改修事務所を始まりとし、富士川改修事務所、甲府工事事務所等を経たのちに現名称となった。 庁舎へは甲府駅北口から徒歩約23分、南口のバス利用で「塩部」下車徒歩約3分となっている。
富士川の治水
急流による氾濫対策として江戸時代から始まり、特に雁堤の築造が重要な転機となった。
古郡家三代が50年余をかけて完成させた雁堤は、突堤や遊水池を組み合わせて洪水流を制御する構造で、加島平野の新田開発を可能にした。
現在も信玄堤や万力林などとともに、流域の安全を支える治水施設群として機能している