大垣貯蓄銀行本店および直営の「大ビル百貨店」が同居する近代ビルとして、昭和2年(1927年)に竣工した。 大垣市で初めてエレベーターが設置された建築で、大ビル百貨店は大垣市の百貨店第一号だった。 大垣貯蓄銀行は1943年、実質的な親会社だった大垣共立銀行に吸収合併。以降、ビルは主に店舗として稼働した。
大ビル百貨店は戦後になって、丸物大垣支店、共栄百貨店、マルイ百貨店、名鉄マルイ百貨店と名前が変わり、ファッションビル「名鉄サルビア」で店舗としての役割を終えた。
2001年、大垣市守屋多々志美術館が開館。大垣市出身の日本画家、守屋多々志の作品・資料3500点が展示・収蔵されている。