| 竣工年 | 1974年 | 
| 階数/高さ | 地上32階・地下3階 | 
| 延べ床面積 | 123,803㎡ | 
| 建築主 | 国際電信電話 | 
| 設計 | 日本総合建築事務所・丸の内建築事務所(小坂秀雄) | 
| 施工 | 鹿島建設・大林組・清水建設 | 
西新宿の一角に立つ高さ164.7mの超高層通信局舎。急増する国際通信に対応するために計画され、関東大震災の数倍の揺れや、秒速86mの風圧に耐えられるよう設計されている。
KDDIの前身である国際電信電話(のちのKDD)が本社を構え、3社合併によって誕生したKDDIもガーデンエアタワー(千代田区飯田橋)に移るまでの2年ほど本社機能を置いていた。 2003年に転出後も引き続き同社の登記上本店となっている。
社名変更に伴ってビル名称も変更しており、国際通信センタービルから始まり、KDDビル、KDDIビル(KDDI新宿ビル)と移り変わった。 2025年時点でコンタクトセンター事業を展開するアルティウスリンク(旧KDDIエボルバ系)が拠点として使用している。
なお、KDDIは2025年、ガーデンエアタワーから港区高輪のTHE LINKPILLAR 1 NORTHに本社移転した。
国際電信電話
1953年に設立された特殊会社で、日本の国際通信を独占的に担った。
国際電話・電報・海底ケーブルの運用を通じて通信インフラを整備し、国際電気通信連合にも加盟。
1985年の電気通信事業法施行後は競争環境に移行し、1998年に完全民営化。2000年に第二電電(DDI)・IDOと合併し、現在のKDDIの前身となった。



