ターミナル駅である泉岳寺駅直上に立っていた本社ビル。 1968年、京急本線泉岳寺駅 - 品川駅間が開業。その3年後となる1971年、京浜急行電鉄泉岳寺ビルとして竣工した。 同社による品川駅周辺再開発事業の第1弾だった。
泉岳寺事務所として本社機能の一部を担い、京急不動産(旧・京急興業)の事務所や、電算センターとして使われた。 1981年に京浜急行電鉄の本社ビルに転用され、2019年に京急グループ本社(横浜市西区)が完成するまで活用していた。
建物はその後、解体されている。 なお、さらに1代前の本社は品川駅前(現在の京急第1ビルが立つ場所)にあった。
京浜急行電鉄
1898年創立の大師電気鉄道を前進とし、関東エリアの私鉄としては最も古い歴史をもつ。
泉岳寺駅から浦賀駅に至る京急本線を筆頭に、羽田空港・横浜・三浦半島を結ぶ5路線を運行し、営業キロは87.0km、駅数は73駅、在籍車両数は790両。
港区や横須賀市を中心に不動産・ホテル事業なども展開している。
創立当初の営業路線は六郷橋駅から大師駅の2.0キロで車両数5両のみだった。